「Batman v Superman / バットマンVSスーパーマン アルティメット・エディション」 - 感想、追加シーンが深く物語へと引きずり込む

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「Batman v Superman Ultimate Edition」 - 感想


2016/09/06 この箇所を追記

公開するのには長すぎた為、カットされたのが劇場版。「アルティメット・エディション」が本来の姿。

今作のラリー・フォン撮影監督が言うように劇場版とストーリーの変化がないので流れは同じ。しかし、劇場版より削除されたシーンが加わる事によって丁寧になった。

ストーリー本編ではレックスが引き起こす事件について"ロイスの調査"や悪役"アナトリ・クナイゼフの冷酷さ"によりサスペンス色がアップ。劇場版よりも恐ろしい内容になっている。緊張感の増した「アルティメット・エディション」と比べると「劇場版は単純で対象年齢は低いな」と思えるくらい、この2つの追加により大きく作風が変化した。

クラーク・ケント/スーパーマンによるゴッサムでのバットマンに対する取材では、バットマンをゴッサム市民がどう思っているかを描くことによりスーパーマンのバットマンに対する考えが描かれ、バットマン寄りだった劇場版に比べバランスが取れた内容に仕上がっている。

続きには追加シーンに関してを書いてみた。


劇場版の感想はこちら
関連: 映画 「Batman v Superman / バットマンVSスーパーマン」 - 感想、良かった所と悪かった所


シリーズ次回作「スーサイド・スクワッド」の感想はこちら
関連: 「Sucide Squad / スーサイド・スクワッド」 - 映画、ジョーカー、各キャラについての感想



追加シーン


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「アルティメット・エディション」1回目を見た後に書いた感想。印象に残った追加シーンについて書いてみた。


序盤のアフリカのシーンや終盤のバットマンからルーサーへの尋問に至るまで大きな所から細かな所まで変わったなと感じられる箇所がたくさんある。特に印象に残ったのが「ロイスの調査」、「クラーク・ケント、バットマンの取材」、「ヴィラン、アナトリ・クナイゼフ」、「バットマンによるルーサーへの尋問」。



「ロイスの調査」
追加された「ロイスの弾丸調査」。アフリカで手に入れた弾丸を調査していくロイス。劇場版ではあっさりとレックス・コープが関連しているという情報を得るだけであるが、「アルティメット・エディション」ではジェナ・マローン演じるジャネット・クライバーンに協力を仰ぐ。議事堂爆破事件を含めてレックス・コープがどれほど暗躍しているかが描かれ、レックス・コープの闇に迫る面白さが追加された。

ジェナ・マローンには公開前後や「アルティメット・エディション」発売前にはバーバラ・ゴードンという噂が出たが、実際はジャネット・クライバーンという役で原作ではS.T.A.R.ラボの科学者。盛り上がった噂に値する見せ場があるキャラであったかというとそうでもなく、原作を知っている人にはわかるという序盤に登場したジミー・オルセンのような感じであった(出番はジミー・オルセンと比べると多いけどね)。だが今後公開される「ザ・フラッシュ」や「サイボーグ」にも登場する事ができるキャラと海外サイトでは言われているので「誰だったっけ?」と忘れないように。

この調査シーンが追加された事により、劇場版では助けられるだけのヒロインであったロイスが良いキャラに。記者としての仕事ぶりを味わえる。クリプトナイト・スピアを捨て、拾いに行き溺れるというバカキャラという印象がかなり拭い去れた。



「クラーク・ケント、バットマンの取材」
スーパーマン/クラーク・ケントがゴッサムのバットマンを取材する内容が追加。
バットマンがゴッサム市民にどう思われているのかやバットマンに烙印を押された受刑者家族を描いていたりと、劇場版ではバットマン一辺倒の主張を描く作品であったのに対し、「しかし、そのバットマンはどうなのか?」というのがクラーク視点で盛り込まれた事にため、バットマンとスーパーマンの主張のバランスが良くなった。この事によってクラークのジャーナリスムが協調され、劇中口論を繰り返す編集長ペリー・ホワイトとの会話も盛り上がり編集長のキャラが劇場版と比べるとかなり濃くなった。



「ヴィラン、アナトリ・クナイゼフ」
劇場版を見た人はマーサ救出戦でのやられ役、雑魚よりやや上程度としか感じ取れない火炎放射器を武器に扱うカラン・マルヴェイ演じるアナトリ・クナイゼフ。「アルティメット・エディション」では彼がいかに冷酷かが追加されており、悪役として強調された為、マーサ救出戦の緊張感が増す。



「バットマンによるルーサーへの尋問」
「劇場と比べて細かな所は?」という質問に簡単に答えるなら、探しやすいはエピローグのこのシーン。

バットマンのセリフからアーカム・アサイラムの存在とそこにはヴィラン達がいる事を示唆するセリフが追加されシリーズ次回作「スーサイド・スクワッド」との関連性を感じさせる台詞が追加された。劇場版では薄かったバットマンの世界観を少し濃くしている。

そして、ルーサーがバットマンの正体を知っているセリフも追加されているので、「これまでの世界の裏側をルーサーはどこまで知っているのか?」というルーサーへ興味がさらに沸く描き方がされている。(かなり知っている事はスーパーマンとの会話シーンやマーサ誘拐、ロイスの調査で感じ取れるようになっている。)

この他にも劇場公開直後にYoutubeで公開されたステッペンウルフの存在と共に描かれるルーサー逮捕シーンも本編に収録されており、ルーサーを通して今後の展開を感じさせる良い内容になっていた。





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こういう感じにストーリーにコクが増し、追加シーンも退屈させることなく、より物語に引きずり込む内容。僕の中では9/10以上の評価になった。2回目を見るとさらに上がるかも。

商品に関しては「アルティメット・エディション」があれば劇場版はいらないと思うかもしれないが、劇場版に含まれる映像特典がよりこの映画を楽しむ内容になっているので、買った人はそちらもぜひ見て欲しい。(「バットモービル:進化するデザイン」なんかは、カスタムカーや名車再生の海外番組が好きな人はめっちゃ楽しめると思う。)

映像特典を見終えた後はYoutubeで公開されている「101」シリーズや映像特典の1シーンから誕生したミーム"#ZackAttack"も要チェックだ。(#ZackAttzckを知っていると、映像特典でのキャストやスタッフの話よりもザック監督の姿が気になって仕方なくなる。ダイアン・レインの話よりも「もう1度ザックアタック」と何度見返したことか。)












Category: Batman v Superman / バットマン VS スーパーマン
Published on: 2016/09/06
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